【衝撃!?】ダイエットの間違った知識6選まとめ

ダイエットを成功させる秘訣は頑張ることではなく、正しい知識をもつことです。間違ったダイエットを頑張っても、せっかくの頑張りが台無しになってしまうこともあります。

この記事ではダイエットのよくある勘違った知識をお伝えしていきます。

間違った方向に進まないように参考にしてみて下さい。

結論

1.糖質オフ・サラダだけ

2.断食・ファスティング

3.プロテインは太る

4.有酸素運動は筋肉を分解する

5.頑張れば痩せる

6.運動を全くしない

ダイエットのために糖質を過度の制限したり、全く摂らない生活晩御飯はサラダだけという生活はリバウンドしやすい方法です。糖質を過度に制限・OFFにしたり、サラダだけの生活にすると確実に体重は減ります。特にダイエットの初期段階では一気に数キロ落ちることも期待出来ます。

しかし、落ちた体重のほとんどが水分であり、すぐに体重は落ちなくなります。また、過度な糖質制限・OFFや一食をサラダだけにすると摂取カロリーが極端に少なくなり、筋肉量の減少にも繋がる可能性があります。

体重は落ちますが、そのほとんどが水分であり、脂肪に加えて筋肉量も落ちてしまうため、食事習慣を元に戻すと体重はすぐに戻ってしまいます。体重が戻った際には元の体型ではなく、脂肪の割合が多い体型になり、よりだらしない体型になってしまいます。

また、再び同じダイエットをしても、筋肉量が減っているため体重の減るスピードが落ちてしまいます。

以上から、ダイエットのために過度な糖質制限・OFF、サラダだけのご飯は逆効果なのでおススメしません。

私たちは普段の食事で炭水化物から糖質を得ています。ご飯などの炭水化物は口内・胃で分解され、腸で吸収されることで血液に血糖として移動します。血糖は膵臓のインスリンによって、身体活動のエネルギー源としてグリコーゲンとなり、肝臓・筋肉に水分と共に蓄えられ、残ったものが脂肪へと置き換わります。

カロリーを消費することでグリコーゲンが消費される際に、水分も筋肉から抜けていくため体重は落ちていきます。糖質制限・OFFにするとグリコーゲンが筋肉に届かないため、筋肉に水分も溜まらないので結果的に体重だけは減っていきます。しかし、筋肉内の水分量も限界があるため、糖質制限・OFFの初期では体重が減りますが、いずれ限界がきます。

ダイエットを目的とした断食・ファスティングも過度な糖質制限・OFFと同様です。空腹状態を作ると、成長ホルモンの分泌が促進され脂肪燃焼は促進されます。しかし、成長ホルモンによる脂肪燃焼以上に過度なカロリー制限は筋肉量を減らしてしまうため、落ちた体重の中身は脂肪よりも筋肉量が減ってしまうことに繋がります。

筋肉量が減ってしまうと、体重が落ちても見た目がだらしなくなるため、多くの人にとってダイエットの目的とはズレてしまっていると思われます。

「プロテインを飲んだら太った」という話を聞いたことがある人がいるかもしれません。プロテインとは栄養補助食品であり、プロテインを飲んだだけでは太ることは非常に考えにくいです。

プロテインにもカロリーはあるため、摂取カロリーを増やすことに繋がりますが、プロテイン1杯は約100カロリーであり、プロテインを飲んだだけでカロリーオーバーするようであれば、他の摂取カロリーが多いか消費カロリーが少ないです。

プロテインは日本語で【タンパク質】という意味であり、タンパク質を豊富に含んだ栄養補助食品です。また、ビタミン・ミネラルも豊富に含まれているため、不足しがちな栄養素をしっかりとることが出来ます。

栄養バランスを整えることは健康的に痩せるために必要なことなので、ダイエット中に出来るだけカロリーを摂取せずに栄養バランスを整えたい人にとって、プロテインはおススメです。

有酸素運動は筋肉を分解すると信じ込み、ウォーキングやランニング・サイクリングなどの有酸素運動はやらないという人がいます。確かに、高強度の有酸素運動を長時間行うと身体のエネルギーが足りなくなり、身体は筋肉を分解し運動を続けようとします。

しかし、ダイエットを目的として運動しているほとんどの人は筋肉を分解するレベルで有酸素運動を続けることは難しいです。そのため、ダイエットを目的としたウォーキング・ランニング・サイクリングで筋肉を分解することは心配する必要はありません。

筋トレよりも有酸素運動の方が総合的に運動が時間が長くなりやすいため、消費カロリーを増やしたい場合は有酸素運動がおススメです。

可能であれば筋トレと有酸素運動の両方を行うことをおススメします。

身体を動かすには筋肉の収縮が必要です。筋肉を収縮させるにはエネルギーのことをATPと言います。しかし、筋肉に蓄えることが出来るATPは非常に少なく運動開始2~3秒で使い果たしてしまいます。そのため、運動を行いながら筋肉内でATPを作っていく過程が必要であり、筋肉内でATPを作っていくには3つの方法があることが分かっています。

クレアチンリン酸系

クレアチンリン酸系とは、筋肉に蓄えられているクレアチンリン酸を分解することでエネルギー(ATP)を生成します。クレアチンリン酸系は非常に速い速度でATPが可能であり、短距離走ジャンプなどの瞬発的な運動時のエネルギー源となります。しかし、筋肉内に蓄えられているクレアチンリン酸系も非常に少量であるため、7~8秒程しか運動は持続出来ないと考えられています。

解凍系

 解糖系では糖質を摂取すること生成された筋肉に蓄えられたグリコーゲン、または血液中のグルコースを分解することでATPを生成することが出来ます。クレアチンリン酸系と解糖系は酸素を必要とせずATPを生成するため無酸素性エネルギー供給機構とも呼ばれています。また、解糖系の反応が高くなり、グリコーゲンやグルコースの分解が極度に高まると乳酸が蓄積し始めます。

有酸素系

内臓脂肪や皮下脂肪などの脂肪組織で分解された脂肪酸、筋肉内に貯蔵されている中性脂肪から供給される脂肪酸でATPを生成する経路を有酸素系と呼びます。酸素を利用してATPを合成するエネルギー供給機構であるため有酸素性エネルギー供給機構とも呼ばれます。有酸素系は安静時や長時間運動時の主なエネルギー供給源となります。

運動強度と運動時間がATP生成に関わる割合

クレアチンリン酸系・無酸素系・有酸素系のATP生成は、運動強度と運動時間により貢献度が変化すると言われています。短距離走やマシンを使用した筋トレといった高強度・短時間の運動では、クレアチンリン酸系や解糖系が中心となります。ウォーキングやサイクリングのように運動強度が低い運動は長時間持続することが可能であり、有酸素系のATP生成が主なエネルギー源となります。

運動強度とエネルギー消費の割合
青枠ー有酸素系 赤枠ー無酸素系

歩くといった低強度の運動では、血液から取り込まれた脂肪酸や筋肉に貯蔵している中性脂肪などが主な有酸素系がエネルギー源となっています。運動強度が上がり、ジョギングのような中強度な運動では筋グリコーゲンの利用割合が上昇します。さらに強度が高いランニングのような高強度な運動では、筋グリコーゲンが主なエネルギー源となります。

中強度・高強度の運動では筋グリコーゲンが枯渇した時点で疲労困ぱいとなり、運動を継続できなくなってしまいます。疲労困ぱいになると、筋肉や内臓に脂肪が蓄積されているにもかかわらず運動が難しいため、脂肪燃焼のための運動が継続出来なくなります。

「ダイエットするために頑張るのは当たり前でしょ」と多くの人が思うかもしれません。

確かにダイエットするということは、食事を見直したり、運動を継続したり最低限やらなければいけないものはあります。

しかし、無理に頑張って行っている生活習慣というものはいずれ継続が難しくなります。好きなラーメンや甘いものを完全に断ってしまったり、

ダイエットは理想の体型を得ることがゴールではなく、得ることが出来た体型を維持することがゴールであり、得ることが体型を維持するためには、その生活習慣を維持する必要があります。

ダイエット生活を行っていく中で、「今の生活習慣を続けることが出来るのか?を自身に問いかけて、続けることが難しい場合は食事や運動内容を見直した方が良いかもしれません。

運動が嫌いなのでダイエットを食事制限だけで済ませようとしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

食事制限だけでも体重を落とすことが出来ますが、食事制限だけのダイエットは体重を維持するためには年々と食事制限がきつくなってきます。また、食事制限だけのダイエットは筋肉量を維持することが難しいため、理想の体重にはなったけど、理想の体型にはならなかったということに結果になりかねません。

ヒトの身体は運動しなければ17歳をピークに筋肉量が落ちてくると言われています。筋肉を維持・増やすには、運動により筋肉に刺激を与えることが必要不可欠であるため、ダイエット生活習慣に運動を組み込むことをおススメします。

栄養バランスを整えた適切なカロリーを計算した食事制限が出来る場合は、消費カロリーを稼ぐ有酸素運動よりも筋肉量を維持・増加が見込める筋トレを主に行う方がよいかもしれません。

ダイエットの間違った知識を紹介しました。ダイエットを中断してしまう理由は気合や気持ちの問題ではなく、知識の問題であることがほとんどです。

ダイエットは正しい知識を身に付けながら実行していき、自身にあった方法を模索していくことが遠回りのようですが成功への大切な道筋です。

無理な食事制限・断食は美しい身体を手に入れるためのダイエット目的では逆効果であり、プロテインは太る飲み物ではなく比較的低カロリーでタンパク質を中心に栄養バランスを整えてくれるものです。

有酸素運動は筋肉を分解するという情報を目にしますが、一般の人が筋肉を分解するレベルで高強度の有酸素運動を続けることは難しいため、心配する必要はありません。消費カロリーを稼ぐ、自身にとって継続しやすいのであれば、有酸素運動を十分に選択肢に入ります。

しんどい・苦しいダイエット生活は続きません。必ずどこかで限界が来ます。生活習慣を元に戻してしまうと体型も元に戻ってしまいます。楽しいと思えるダイエット生活が継続出来る、成功するダイエットです。

知識を身に付け、自身が継続出来るダイエットの生活を身に付け成功出来ることを祈っています。