【プロテインを飲むと太るのか?】間違った飲み方・正しい飲み方

ドラッグストア・コンビニ・ネットショッピングというようにあらゆる場面でプロテインを見かけることが増え、プロテインは身近な存在になってきています。

プロテインはボディビルダーが飲むイメージですが、実はプロテインはダイエット中の方におススメな飲み物です。

ダイエット中の方におススメのプロテインですが、SNSなどでは「ダイエット中にプロテインを飲んだら太った」という意見もあります。

本当にプロテインは太る飲み物なのでしょうか?

この記事ではプロテインの間違った飲み方・正しい飲み方について解説していきます。

結論

プロテインとはそもそも、日本語いうとタンパク質という意味です。(プロテイン=タンパク質)

プロテインはタンパク質を中心にビタミン・ミネラルを豊富に含んだ飲み物です。タンパク質だけを摂取しても身体には中々吸収されないため、ビタミンやミネラルと言った栄養がタンパク質の摂取をサポートしてくれます。そのため、プロテインにはビタミン・ミネラルも豊富に含まれています。

タンパク質は、人の身体を構成する成分です。食事から摂取したタンパク質がアミノ酸に分解されて、身体に吸収されると筋肉や臓器、肌、髪、爪などの材料になる他、ホルモン・代謝酵素・免疫物質などに変化し様々な働きをしています。

身体のタンパク質は合成と分解が繰り返されているため、合成と分解のつり合いをとるには食事からタンパク質を摂取することが必要です。髪・爪が伸びるように、身体のタンパク質は新しく作られる一方で抜け落ちて失われているものもあります。また、筋肉や臓器といった目に見えないものも一部分解されて、体外へ排出されます。こういった失うものを補うためにタンパク質摂取を心がけることが大切です。

タンパク質は身体の構成に必要な栄養素であり、プロテインは栄養補助食品としてタンパク質の摂取・吸収をサポートしてくれる飲み物です。

ダイエット中でもおススメのプロテインですが、飲み方を誤ってしまうとカロリーを増やすだけになってしまうかもしれません。

次にダイエットを目的としたプロテインの摂取の誤った考えを解説します。

ダイエット中に不足しがちな必要な栄養素を摂取できるプロテインですが、間違った認識ではカロリーを増やすだけになってしまうかもしれません。

プロテインを摂取することで効率よくタンパク質を摂取出来ますが、「既に必要な栄養素を摂取している+運動習慣が無い状態」のタンパク質摂取は、タンパク質が身体内で余ってしまい、せっかく摂取したタンパク質が脂肪になってしまう可能性があります。

運動することで筋肉にダメージを与えた状態で十分なタンパク質を摂取することで、筋肉は超再生し前よりも多く・強くなります。筋肉量の増加は基礎代謝の増加に繋がり、太りにくい身体を作ることが出来ます。

プロテインは運動習慣を身に付けることから始め、運動後に摂取することをおススメします。

多くの方は体重が増えた=太ったという認識を持っていると思われます。

確かに体重は一つの身体の状態を示す指標となりますが、ダイエットは体重が全てではありません。

多くの方は体重を軽くしたいよりも美しい身体を手に入れたいとはずです。筋肉量が増えると確かに体重は増えますが、筋肉と脂肪では体積が約20%異なると言われており、同じ体重でも筋肉量が十分にある人と脂肪が多い人では見た目に大きな違いがあります。

運動習慣+プロテインの摂取は筋肉量が増加するため体重が増えますが、必ずしも太ったというわけではありません。体重だけでなく、見た目がどのように変化したのかを確認することが大切です。

体重が増えていても、以前よりも引き締まった身体を手に入れていればダイエットは成功しています。

ダイエットはアンダーカロリーを作ることで脂肪を燃焼することが必要です。しかし、アンダーカロリーを作るために食事量の極端な制限やタンパク質の摂取不足は筋肉量の減少に繋がり、太りやすい身体を作ることに繋がってしまいます。

そのため、アンダーカロリーを作るために適度にカロリーを抑えつつ、筋肉量を維持するためのタンパク質量を摂取することがダイエットを成功させるうえで大切なポイントです。

プロテインは低カロリーでタンパク質を摂取することが出来るため、アンダーカロリーを作りながらタンパク質を摂取する上でおススメの飲み物です。

運動習慣を身に付けカロリーを消費することでアンダーカロリーを作り、低カロリーでタンパク質を摂取するためにプロテインを飲む」という方法がダイエットを目的とした正しいプロテインの飲み方です。

アンダーカロリーを作ることはダイエットをする上で欠かせませんが、アンダーカロリーを作ってしまうとお腹がすいてしまいます。食欲に負けて食べてしまうとオーバーカロリーを作ってしまいダイエットは中々進みません。

食欲に負けずに戦うこともいいですが、常に食欲と戦ってしまうとストレスが溜まり、いずれ限界が来ます。

そんな食欲をタンパク質の食事は食欲を抑える効果があると言われています。タンパク質を豊富に摂取するとコレシストキニンというホルモンが十二指腸や小腸から分泌されます。コレシストキニンは別名満腹ホルモンと呼ばれているため、食欲を抑える効果があると言われています。

食事によるタンパク質摂取ではカロリーが高くなってしまう可能性があるため、お腹がすいた時にプロテインを摂取することをおススメします。

プロテイン=タンパク質であり、プロテインは運動習慣を身に付けアンダーカロリーを作った上で飲むことでダイエットを効率よく進めることが出来ます。

「体型は生活習慣に出る」とよく言われます。無理な食事制限や好きなものを我慢し続ける生活を継続することは中々難しいものです。

ダイエットは継続出来て成功と言えます。継続出来るダイエットの補助としてプロテインはいかがでしょうか?

皆様の健康を心より祈っています。