朝の目覚めにコーヒーを一杯。仕事中に紅茶や緑茶で気分転換。
私たちの生活の中で自然に取り入れている「カフェイン」ですが、その働きについて深く考えたことはあるでしょうか?
カフェインといえば「眠気覚まし」のイメージが強いですが、実は眠気覚ましだけでなく様々な効果があります。カフェインをとることで集中力を高めたり、気分をすっきりさせたり、運動前に飲むことでパフォーマンスに影響を与えることもあると言われています。
この記事では、カフェインが身体にもたらす代表的な効果を解説していきます。日常のコーヒーやお茶が、どのように私たちに作用しているのかを知る為の参考にしてみて下さい。
カフェインの効果:覚醒・集中力の向上

脳内では「アデノシン」という物質が、神経の活動を抑えて眠気を引き起こします。
カフェインにはこのアデノシンの作用をブロックする効果があることが分かっているそうです。
その結果、眠気が軽減されて覚醒状態が維持されます。
また、カフェインの効果は一般的に摂取してから15~30分で出現し、4~8時間ほど続くと言われています。
カフェインを摂取する時間帯を意識することで、眠気が来る時間帯で良い効果が期待出来るかもしれません。
カフェインの効果:気分の改善

アデノシンの抑制が外れることで、以下のような神経伝達物質が活発になります。
・ドーパミン:快楽・やる気に関与し、モチベーションや集中力を高める効果が期待される
・ノルアドレナリン:注意力・反応速度を向上させる
・セロトニン:精神の安定に貢献する
快感・やる気・安定など気分の改善に関与する物質が活発になるため、気分の改善の効果が期待出来ます。
カフェインの効果:運動パフォーマンスの向上

スポーツの分野とカフェインはよく研究されているようです。
カフェインがスポーツパフォーマンスを上げる効果は以下のようなものがあります。
カフェインの効果:代謝の促進

カフェインが代謝を促進する効果が期待出来ます。代謝が促進する効果には以下の理由があります。
カフェインの効果:利尿作用

カフェインは腎臓に働きかけて、腎臓から膀胱に行く水・塩分が再び体内に再吸収される効果を抑制することが分かっています。その結果、余分な水分が尿として体外に出やすくなり、トイレに行きたくなると言われています。
加えて、カフェインは身体を活発にする効果が有るので、腎臓に循環される血液量も増えて尿が生成される速度も上がることも分かっているようです。
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