ダイエットに有酸素運動と筋トレはどっちが先が良いのか?

ダイエットをしたいけど、筋トレと有酸素運動のどっちが先が良いのでしょうか?

筋トレと有酸素運動の順番によって効率よく脂肪燃焼を促すことができ、ダイエットに効果的です。

筋トレと有酸素運動の効果的な組み合わせと効果について解説していきます。

皆さんのダイエットに役立ててみて下さい。

ダイエットとして脂肪燃焼したい場合、筋トレと有酸素運動では筋トレを先に行った後に有酸素運動を行うことをお勧めします。研究によって結果に差があるので確実に脂肪燃焼効果が高くなるとは言い難いですが、全体的に脂肪燃焼の効率が良くなる傾向があるようです。

研究によっては筋トレと有酸素運動の順番による筋力向上に違いはあったものの、筋肥大効果に違いは無かったという報告もあります。筋トレを先に行った後に有酸素運動を行うことで、筋力向上(神経活動の効率向上)が期待出来るため、ダイエット以外にも運動パフォーマンスを上げたい方は筋トレを先に行う方がよいかもしれません。

また、運動の強度が高いとより集中力が必要になります。運動強度の強い筋トレを先に済ませておくことで、集中力の欠けた状態で筋トレを行うことを避けケガの防止にも繋がります。

しかし、筋トレ時のケガを防止したい・効率よく行いたい場合に、先に軽めの有酸素運動で血流を促してから筋トレを行う目的であれば、先に有酸素運動を行う選択肢もよいかもしれません。

※筋トレを先に行う方が良い理由を知りたい方は以下を参照して下さい。

運動強度と運動によって消費するカロリーの内訳は異なります。上図の青枠は脂肪を燃焼しカロリーを消費し、赤枠は筋肉内のグリコーゲンを活用しカロリーを消費します。

先に有酸素運動から始めてしまうと、有酸素運動の強度によっては無酸素運動が加わり筋肉内のグリコーゲンを消費してしまいます。筋トレより先に中等度以上の有酸素運動を行うと、筋肉内のグリコーゲンをある程度消費してから筋トレを行うことになりますので、筋トレを行うためのエネルギーが不足してしまいます。

エネルギー不足で筋トレを行うと、筋肉への刺激が足りず筋トレ効果が半減してしまいます。また、エネルギー不足で筋トレを行うと足りないエネルギーを筋肉を分解して得ようとしますので筋肉量が減少してしまう可能性もあります。

筋トレを行うことで成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンの分泌は加齢と共に減少していくと分かっていますが、筋トレによって成長ホルモンの分泌を促すことが出来ます。

成長ホルモンは中性脂肪を遊離脂肪酸に分解しエネルギーとして使用し、結果的に脂肪燃焼を促す効果があります。そのためグリコーゲンを消耗する前に先に筋トレを行い、有酸素運動を行うことで有酸素運動中のエネルギーを遊離脂肪酸から使用すことを促すことで脂肪燃焼を促進する効果が期待出来ます。

筋トレを先に行う

成長ホルモンの分泌

中性脂肪を遊離脂肪酸へと変換

有酸素運動中のエネルギーとして遊離脂肪酸を使用

脂肪燃焼を促進

ダイエットとして脂肪燃焼を促進したい場合、筋トレを先に行うことをお勧めします。

1.エネルギー消費の観点

筋トレのような無酸素運動はグリコーゲンをエネルギーとして使用するため、中等度以上の有酸素運動で先に消耗してしまうと筋トレ時のグリコーゲンが枯渇してしまい筋分解に繋がる可能性がある

2.成長ホルモンの分泌

筋トレは成長ホルモンの分泌を促す。成長ホルモンは脂肪燃焼効果があり、筋トレ後の有酸素運動で効果的な脂肪燃焼が期待出来る